枚方の小中一貫教育と学校統合を考える市民のつどい

2月11日(木・祝)13:30~
枚方市民会館1階 第3・4集会室

報告山口 隆さん(大阪教育文化センター)

大規模な学校統合案

昨年12月、枚方市学校規模等適正化審議会が「小・中学校の配置等の適正化について(答申案)」を発表しました。11校の学校統合、全体で20校が関わる大規模な統合案です。枚方の学校・教育のあり方や地域のあり方に大きな影響が予想されます。

小規模校は統合しかないの?

今回の答申案では「小11学級以下、中8学級以下」で、「その後も増える見込みのない学校」を「統合の検討対象とする」としています。
しかし、「小規模校は統合」しかないのでしょうか。学校を減らさずに、通学区域の変更で学校を残すことも十分可能ではないのでしょうか?小規模校の良さをもっと生かしていく努力は、必要ではないのでしょうか? 小中一貫教育? 施設一体型? ・・子どもにとって、ホントにいいの?
枚方市は、今年4月から「小中一貫教育」を全市で実施します。小中学校の先生が合同で「9年間を見通した教育」をすすめるとされています。 しかし、これまでの「小中連携教育」も、その中身や実態は保護者や市民が十分理解できていたとは言えません。
適正化の答申案で打ち出されている、小学生と中学生が同じ敷地で学ぶ「施設一体型小中一貫校」も、「授業時間の違う小・中学校で、チャイムはどうなるの?」「遊具を置きたい小学校、クラブで使いたい中学校で、運動場や体育館の使い方に、制約が生じないの?」など、疑問や不安が保護者の間から聞かれます。

保護者や市民がよく理解して、判断できることこそ

「学校統合」「施設一体型小中一貫校」の説明は、方針を決定してから進めていくことになります。
しかし、メリットもデメリットもよく理解して納得した上で、保護者や市民が判断できる。自分たちの疑問や意見を、しっかり受け止めてもらい、反映させてもらえる。こんな教育や学校のあり方が大切ではないでしょうか?
子どもたちの教育を行政に「おまかせ」ではなく、どんな教育が大切かを、保護者や市民が考えて、積極的に関われるように、「小中一貫教育」「学校統合」についてみんなで疑問や意見を出し合い、ご一緒に考えていきましょう。

入場無料 どなたでも参加できます

枚方子ども会議

小中一貫市民のつどい案内チラシ

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