中学校「チャレンジテスト」の廃止と、小学校「すくすくテスト」の撤回を

【大教組発第104号添付】2020年度1,2年生チャレンジテスト方針撤回緊急請願書(府教委・議会宛)

【大教組発第104号添付2署名用紙】チャレンジテストすくすくテスト廃止・撤回署名用紙ビラ

大阪府教育委員会は、中学 1・2 年生の「チャレンジテスト」を、2021 年 1 月 13日に、小学校 5,6 年生に対しても「すくすくテスト」を 2021 年 5 月 27 日に実施するとしています。これらのテストは、以下のような問題があると考えます。
(1)「チャレンジテスト」は中学校間・市町村間の格差を制度的に作り出し、学校間競争を煽ります
 全学年がいわゆる「団体戦」方式です。つまり「チャレンジテスト」平均の高い学校は高い評定が多く、低い学校は低い評定が多く出る、格差を作り出し学校間競争をますます煽る制度です。しかも、テストすら実施していない音楽、美術、保健体育、技術・家庭の評定にも影響します。例えば、頑張っても、通っている中学校によって高い評定をもらいにくくなるなど、高校入試がきわめて不公平になります。
 また、新型コロナウイルスによる休校の影響で、行事の削減等が行われています。そんな中で、1 月 13日にむけてテスト対策などで子どもたちを追いたて、今以上に負担をかけることになります。
 さらに、中学 3 年生は、3 年次のテストが中止されたため、2 年生のテスト結果を用いて調査書評定平均が決定されます。3 年時の生徒の頑張りは反映されません。極めて問題の大きい方針で、公平性も担保されません。

(2)「すくすくテスト」は小学校教育を大きくゆがめます
 小学校「すくすくテスト」は、学校対抗のテスト競争を煽ります。テスト対策中心の学校となり、子どもたちを小学校から過度の競争に駆り立てます。 基礎的な学力を養う場、人間形成の場という、本来あるべき学校教育の姿が大きくゆがめられます。また、実施要領では、家庭での指導内容まで求めており、教育行政が家庭にまで介入するものです。
 学校教育を歪めるこれらのテストの廃止・撤回を求める署名に、ご協力くださるようお願いします。お手元に署名用紙がない場合は、上記pdfの両署名をダウンロード、プリントアウトし、ご署名の上、事務所まで送付、あるいはFAXしていただくようお願いします。

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