教育のつどい 第3分科会 青年・学生の働き方と支えるおとなの役割

青年・学生の働き方と支えるおとなの役割

青年・学生の働き方と支えるおとなの役割


第3分科会は、「青年・学生の働き方と支えるおとなの役割」のテーマで話し合いました。
参加者の自己紹介の後、府立高校教師の飯田先生から、高校の中にも年々、学費滞納など不況の影響が強まり、修学旅行や卒業アルバムの集金に教師が追われている実態や、高校生活の中にも忍び寄る貧困の影響を資料をもとに報告していただきました。中でも、就職は再び氷河期を迎え、悲惨な状況にあること、在学中はまだ情報も得られるが、卒業したり中退したりするととたんに青年は孤立してしまうことなどをあげ、地域、行政、学校、企業などを巻き込んだネットワークづくりが急がれると訴えました。
また、参加した古庄さんは、自身が参加する東大阪青年サポートセンターでの活動を紹介され、改めて青年を包む地域のネットワークづくりが切実であることを話されました。
さらに、参加者から、引きこもってしまう子たちのケアの問題や学校での職業教育が実態とかけ離れているのではないかとの指摘、結婚・子育ても視野に入れた将来設計のことなど、さまざまな角度から青年の置かれている状況を浮き彫りにする発言が相次ぎました。
具体的なネットワークづくりに今こそ一歩を踏み出す時ではないか、と強く感じさせる討論でした。

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