ダブルカウント・教員不足問題を、市教委に申し入れ

 枚方教組は、3月24日(月)に市教委の教職員課、指導課に対して、ダブルカウント・教員不足問題について、申し入れを行いました。

 枚方では、市教委が具体的な状況を明らかにしない中で、組合の実態調査によって、各学校で深刻な教員不足が広がっていることが明らかになっていました。

 中には、ある中学校では3年担任が3人病休等になる中で、他の職員で修学旅行などに対応せざるを得なくなったり、小学校で3名の欠員で、教室を飛び出す子どもたちの対応に追われているような実態も届けられていました。

 さらに、ダブルカウント(支援学級在籍生徒も通常学級でカウントして35人以下学級にする措置)のための市独自の講師が確保できない学校も2024年度に9校で出てきましたが、この4月からの市費講師が、3次募集までしても16名が不足する状態になっていました。

 そのため、あちこちの学校で、クラス数を減らして36人学級などの編成を迫られる事態が起こってきています。

 子どもにも、先生にとっても大きなしわ寄せ、負担となり、困難な状況が広がることが懸念されます。

 しかし、市教委はこのような中でも「先進的な取り組み」「特別な取り組み」を各学校に次々求めているうえ、研究指定や研究授業などの課題、細かな授業スタイルについても指示を学校に求めてきているため、ただでさえ学校の過重な業務負担の上に、大きな負担となっています。

 組合として、申し入れに際して、学校現場の深刻な実態や、職場の教職員の声を示して、市教委の学校への支援策や、負担軽減策を早急に具体化していくことを強く求めました。

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