加盟団体運動交流集会を開催
枚方労連も参加し、さまざまな市民団体・政党で構成する枚方明るい会(明るい民主府・市政をつくる枚方連絡会)は、9月28日、旧メセナで運動交流集会を開きました。

昨年9月の市長選挙から1年、この間さまざまな市民運動が発展しています。市長選の争点となった枚方市庁舎の第5街区(現府民センター・市役所分館・税務署周辺)移転については、一昨年9月議会で否決されましたが、現市政は市駅周辺の大型開発をすすめ、移転条例案の再提案をうかがっています。
万博問題と府内各市での市民運動の広がり
〜講演 中村正男さん(大阪明るい会事務局次長)〜

大阪明るい会の中村事務局次長が、「万博問題と府内各市での市民運動の広がり」と題して講演しました。
(要旨)当初万博中止を打ち出したところ、メディアからは「ほんまにできるんですか」という反応でした。(1)万博より震災復興に全力を (2)膨張し続ける事業費 (3)「経済効果」どころか赤字 (4)夢洲での開催は危険がいっぱい (5)本当の狙いはカジノ と、問題の焦点を明らかにしてきたところ、世論・メディアも変化しています。「万博不要68%」の衝撃(共同通信世論調査)、「万博・遠足問題」で公然と府に反旗をひるがえしている交野市、維新首長の提案が議会で通らない枚方市、東大阪市、岸和田市での事例など、府内各自治体での市民運動の広がりと変化を明らかにしました。
最後に、自公政権とともに「維新政治」を転換する総選挙へ、「明るい会」としても総力をあげようと呼びかけました。
枚方市政の現状と課題
〜日本共産党・松岡ちひろ市会議員より〜
松岡議員は、枚方市政の現状と課題について「公職選挙法違反疑惑に続き、教育長選任問題でも市長の問責決議が可決された。市民要求については、補聴器の活用支援に関する意見書、性暴力救援センター大阪(SACHICO)の存続を求める意見書が可決した」と、報告しました。
さらに「市民の運動で庁舎の移転条例案は上程されておらず、来るべき総選挙で11区では北尾まなぶ氏をたててたたかう」と表明しました。
加盟団体からとりくみの発言
8団体と前市長候補の永田さんが、この1年間の運動を報告しました。
【市職労】
ILOへ公務労働者の団結権付与を求め、要請行動に参加した経験を報告。「枚方市や門真市、守口学童の問題など維新市政による団結権侵害の実態が、ILOでは関心をもって受けとめられた。ひきつづき、『公共を取りもどす運動』をすすめていく」としました。
【母親連絡会】
「11月30日開催の第65回枚方母親大会は『憲法、子どもの権利条約がいきて輝く教育と社会を確立しよう』をテーマに、映画『教育と愛国』監督の斉加尚代さんに『教育は誰のものか』などを語ってもらおうと企画した。プレ企画として10月14日に『教育と愛国 を観る会』を行う。大いにご参加を」 と訴えました。
【年金者組合・高齢者の外出支援の拡充を求める会】
「12月議会をめざして2万筆目標で『公共交通と外出支援について』の請願書名にとりくんでいる。交通権の保障は行政の責務である。各団体へは署名とカンパにご協力お願いしたい。」としました。
【民商】
「税金は民主主義の基本であり、持ってる人から取って、所得を再配分するのが本来のはず。しかし、インボイスが導入され小さな業者は対応できず身銭を切って払わなあかん事態。また、消費税滞納で運転資金の差し押さえまでされる事態もある。一方で、輸出大企業には消費税の戻しがされている。税金のことを知ってもらうことは民商の大きな役割である 」としました。
【枚方教組】
「教員不足」「不登校」など教育現場の実態を報告。「教員不足は枚方だけの問題ではなく全国的な問題。原因はハッキリしていて、小泉首相時代に教職員の国費が2分の1を3分の1にして1兆円以上削減し規制緩和をしてきたからだ」と指摘。「先生が辞めていく、4月初めから保健の先生がいない事態など課題はたくさんある。少人数学級の実現など教育現場の改善をめざしとりくみをすすめていく」としました。
【枚方保育運動連絡会】
「学校現場と同じく、保育現場も保育士不足である。76年ぶりに配置基準が改善されたが、処遇が低く保育士を確保できないのが現状である。『子ども誰でも通園制度』は子どもにとってどうなのか国は考えているのか。保育の拡充を求めて署名に取り組む。ご協力を」と訴えました。
【楠葉地域】
「樟葉駅前に広場ができたが、鳩しかいない。駅周辺が規制緩和で高度利用となり、高層マンションの構想が出ている。地域のまちづくりについて、市民の要求をとりまとめ運動をすすめていく」としました。
【新婦人】
「市役所移転問題での署名や万博中止を求める署名など運動をすすめている。維新の悪さを感じてきている方が増えてきていると実感している。若い方が同世代の方に、政治の話がなかなかしにくいと感じているようである。新婦人への加入を広く呼びかけたい」と発言しました。
【前市長候補ながたさん】
「昨年8月4日に候補者を決意、9月3日投票まで短期間であったが、天まで持ち上げていただいたが敗れた。この間3回のヒューマンチェーンの実施、2回の市長問責決議、外出支援の運動、移転条例が提出できない状況など、決意したたかった意味はあったと思う。 ある方から「もうコリゴリか、もう1回出たいか」と二者択一で問われた。もうコリゴリではないが貴重な体験をさせてもらったと思う、と答えた」と笑いも取りながら発言しました。
【明るい会事務局まとめ】
「市長選挙以後も庁舎移転問題での運動などさまざまな市民運動がひろがっている。一方、枚方明るい会の加盟団体はどんな活動をしているのか、なかなか交流できていない。今回の運動交流集会で各団体が市民要求を掲げて取り組んでいることが交流できて、お互い確認できたと思う。引き続き、市民要求実現にむけてとりくんでいこう」と結びました。